終わりで始まる進化論~第一部~


「え……。まあ、俺ちょっと買いたい物もあるし、ノアも手が空いてたら一緒に行こうと思ってるけど」




「ふうん」




顔を反らしたリュカの口調はどこか素っ気なく先程よりもナツキに対して棘がある気がするが気のせいだろうか。





「じゃあ、ボクとシノミんは所長ちゃんを仲良く探しに行こーう!」





どさくさに紛れて腕をシノミヤに絡めようとしたものの、思いっきり振り払われているようだった。


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