空白の3日間
第二章 事件発生
平成19年
8月10日
午後7時に一本の
電話が警視庁に
入った。
「はい、110番
です。
どうなされましたか? 事故ですか?
事件ですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「もしもし・・・・・・・・・・・・・・・・・」
その頃、板橋署内の捜査1課には、山川と中田が会話をしていた。
「山さんもう帰るのですか?」
「当たり前だよ!
夜勤明けで寝てないし」
「いいですね。僕はまだ帰りたくても
こんなに書類が多いですから帰れませんよ~」
「まあ頑張って、
終わらせなさい!
あはははは」
「こんなにあれば
今日中に終わり
ませんから」
戦場の休息が、一気に変わった。
「警視庁から各局。板橋区管内にて午前8時頃、20代前後の女性と思われる
遺体を発見。
全捜査員は、直ちに現場へ急行せよ」
周りの連中の笑顔が消えた。
「おい!いくぞ!」
二人は、慌てて板橋署から出て行った。
新宿アルタの
オーロラビジョン
からニュースが流れている。
「本日、東京都板橋区で起きた殺人事件の容疑者山川誠一・52歳・会社役員が、殺人・死体遺棄
の容疑で逮捕され
ました。現場には、3日間放置されていた一人の女性の遺体が、腐乱して残っていたそうです。」
8月10日
午後7時に一本の
電話が警視庁に
入った。
「はい、110番
です。
どうなされましたか? 事故ですか?
事件ですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「もしもし・・・・・・・・・・・・・・・・・」
その頃、板橋署内の捜査1課には、山川と中田が会話をしていた。
「山さんもう帰るのですか?」
「当たり前だよ!
夜勤明けで寝てないし」
「いいですね。僕はまだ帰りたくても
こんなに書類が多いですから帰れませんよ~」
「まあ頑張って、
終わらせなさい!
あはははは」
「こんなにあれば
今日中に終わり
ませんから」
戦場の休息が、一気に変わった。
「警視庁から各局。板橋区管内にて午前8時頃、20代前後の女性と思われる
遺体を発見。
全捜査員は、直ちに現場へ急行せよ」
周りの連中の笑顔が消えた。
「おい!いくぞ!」
二人は、慌てて板橋署から出て行った。
新宿アルタの
オーロラビジョン
からニュースが流れている。
「本日、東京都板橋区で起きた殺人事件の容疑者山川誠一・52歳・会社役員が、殺人・死体遺棄
の容疑で逮捕され
ました。現場には、3日間放置されていた一人の女性の遺体が、腐乱して残っていたそうです。」