cold tears
「ねぇ、ルカちゃん。......俺ね、ルカちゃんの事好き。」
彼は迷いのない目でそう言った。
突然の告白に頭が真っ白になる。
唐突なことで、なんて答えたらいいのか分からず思わず口篭っていると、彼は優しく笑った。
「まだ、.....まだルカちゃんの1番じゃなくていい。俺を利用しなよ。」
「何言ってるんですか。私は......!」
「中途半端は嫌だ、でしょ?」
言おうとしていたことを、言い当てられたことに私は驚きを隠せなかった。