エンキョリレンアイ
3
『週末、そっち行くから。』
カレンダーを見てはっとする。
7月7日。七夕。私たちが付き合い始めた日。
会えるという嬉しさと覚えていてくれたという嬉しさできもちがいっぱいだった。
当日。
彼は、記念日だからと、お気に入りのレストランへ連れていってくれた。
「帰りに展望台へ行こう」
と言われ、展望台へむかった。
ここに来るのは、彼が初めて私に会いに来てくれた時以来。
「俺就職決まったんだ。」
彼が静かに話始める。
「おめでとう。」
「勤務先は大阪。だから、大阪で就職してくれないかな?」
見上げる私に彼が続ける。
「つまり、その。結婚しよう。」
彼の言葉に頭がついていかない。
「これ」と、遠慮がちに渡されたのは以前ジュエリーショップで私がかわいいと言っていた指輪。
「ごめん。今はこれしか渡せない。でも、いつかちゃんとしたの送るから。だからっっ」
彼の必死さに、眼差しに、じわじわと嬉しさが込み上げてくる。
「ありがとう。ずっといっしょにいさせてください。」
涙がとまらなくて、ちゃんと笑顔で伝えれたかわからない。
彼にぎゅっと抱き締められた。
「ずっといっしょにいよう。愛してる。」
カレンダーを見てはっとする。
7月7日。七夕。私たちが付き合い始めた日。
会えるという嬉しさと覚えていてくれたという嬉しさできもちがいっぱいだった。
当日。
彼は、記念日だからと、お気に入りのレストランへ連れていってくれた。
「帰りに展望台へ行こう」
と言われ、展望台へむかった。
ここに来るのは、彼が初めて私に会いに来てくれた時以来。
「俺就職決まったんだ。」
彼が静かに話始める。
「おめでとう。」
「勤務先は大阪。だから、大阪で就職してくれないかな?」
見上げる私に彼が続ける。
「つまり、その。結婚しよう。」
彼の言葉に頭がついていかない。
「これ」と、遠慮がちに渡されたのは以前ジュエリーショップで私がかわいいと言っていた指輪。
「ごめん。今はこれしか渡せない。でも、いつかちゃんとしたの送るから。だからっっ」
彼の必死さに、眼差しに、じわじわと嬉しさが込み上げてくる。
「ありがとう。ずっといっしょにいさせてください。」
涙がとまらなくて、ちゃんと笑顔で伝えれたかわからない。
彼にぎゅっと抱き締められた。
「ずっといっしょにいよう。愛してる。」