捨てられなかった想いを、今
「少し、俺の話を聞いてくれるかな?」
立ち上がったあとも手をぎゅっと握ったまま。
意を決して、俺の気持ちを伝えようと、声をかける。
「う、うん……」
少し甘い雰囲気に彼女も気づいたのか、俯き気味に答える。
「好きだよ」
この言葉を君にいま伝える。
ずっと伝えられなかった言葉。
ずっと伝えたかった言葉。
顔を真っ赤にして俺を見上げる彼女がどうしょうもなく愛しくて。
気づけば自分の腕の中に引き込んでた。
ずっと触れたいと思ってた。
でも、桧山がいたし。
俺なんて全然眼中にない感じだったから、こんな未来想像もしていなかった。
たとえ付き合えなくとも、いまこうして、想いを告げられたことに後悔はない。
「俺と付き合ってくれたら嬉しいです」
震えた声を振り絞って。
君へのずっと捨てられなかった想いを、口にする。
あの頃の想いと一緒に。
そこにはあの頃のより大人になった俺と君。
これからの未来絵図が二人一緒になったら最高だ。
-Fin-
立ち上がったあとも手をぎゅっと握ったまま。
意を決して、俺の気持ちを伝えようと、声をかける。
「う、うん……」
少し甘い雰囲気に彼女も気づいたのか、俯き気味に答える。
「好きだよ」
この言葉を君にいま伝える。
ずっと伝えられなかった言葉。
ずっと伝えたかった言葉。
顔を真っ赤にして俺を見上げる彼女がどうしょうもなく愛しくて。
気づけば自分の腕の中に引き込んでた。
ずっと触れたいと思ってた。
でも、桧山がいたし。
俺なんて全然眼中にない感じだったから、こんな未来想像もしていなかった。
たとえ付き合えなくとも、いまこうして、想いを告げられたことに後悔はない。
「俺と付き合ってくれたら嬉しいです」
震えた声を振り絞って。
君へのずっと捨てられなかった想いを、口にする。
あの頃の想いと一緒に。
そこにはあの頃のより大人になった俺と君。
これからの未来絵図が二人一緒になったら最高だ。
-Fin-