3人の王子様に捕まっちゃいました!?
周りの女子からは叫び声が聞こえる。
驚いたけど...今はそれどころじゃない。
早く、この場から逃げたい。
イケメンさんは教室から出て、静まり返ってる廊下を歩く。
私の心を見透かすように。
「あ、ぁの...カハッ...!」
「いーって。俺、知ってるし」
...そういえば...この人にはバレてるんだよね。
「だから...俺を頼ってね?」
耳元で囁かれて、発作とは違う鼓動が速まる。
...本当に。
そんな顔で言うからタチ悪いよ。
全部、全部...。
あなたのせいなんだからね...?