3人の王子様に捕まっちゃいました!?



☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*



「杏、着いたよ!」



駅から出て数分...。


私達は、街中の大きな遊園地にやってきました!



「う、うわぁ〜!

大きい!」



最初に目つくのは、大きなアーチ。

その横には沢山の受付があって...


奥には、色々な乗り物が見える。



「ふふっ、本当に初めてなんだ?

よかったぁ〜! ねっ?イケメン君達♪」



私にニコッとした菜々花ちゃんは、その後 後ろをくるっと見た。




「おい...ふざけんなよ...?」


低くて怖ーい声で言うのは晴君。



淡那君、幾斗君、晴君...って学校の王子様が全員集結♡



って普通の女子は喜ぶ光景なんだけど...。



幾斗君と晴君は どんよりした感じ。


淡那君は私に 微笑んでやまない...。





「いーじゃない!

遊園地、久しぶりだよね?」



菜々花ちゃんは 幾斗君と晴君に肩を組んでニコニコする。



男らしい菜々花ちゃんも、なんかいい。


カッコイイ系女子ってやつかな?




今日の服なんて...ダメージジーンズに、肩が見えるボトムス。


高ーいハイヒールを履いている時点で、大人だよっ!



そんな菜々花ちゃんは、王子様達の隣がすごく似合う。




「ねねね、菜々花ちゃんて、他の女子より特別だよね?」



3人が受付をしている最中、私は こそっと菜々花ちゃんに耳打ちした。




菜々花ちゃんは、疑問に思った後、ニヤニヤし始めた。




「あの3人ね、私の幼馴染なのよ。

たまーにママの会社の集まりで、エスコートしてくれてるの。

特に晴は乗り気じゃないんだけどね? 」



えっ、すごい...が最初の感動。





そして菜々花ちゃんの家が会社なのも感動...。


そしてそして、3人が菜々花ちゃんのママのエスコートさんなんて...感動。




やっぱり...同じ日本にいても...。


住む世界が違う気がするなぁ...。





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