3人の王子様に捕まっちゃいました!?
「あんちゃんの 病気、知ってるのって他にいる?」
私の顔をもっとのぞき込みながら 言う淡那君。
「学校では...奥寺先生、保健の先生...もしかしたら校長先生とか...かな?」
そう言うと、淡那君が満足そうに微笑んだ。
「じゃあ...
生徒の中では、俺だけなんだ?」
耳元で言われる甘い声には、
2人だけの秘密のような感じがして。
私は、ボッと全身が発火した。
「菜々花ちゃん、ジェットコースター!
乗ろっ!」
やっと回ってきた順番に、感謝しつつも菜々花ちゃんの隣に座った。
話を誤魔化さないと....
私の心臓が死んじゃうよ。