3人の王子様に捕まっちゃいました!?
「あ、あんちゃん...?」
少し強引な所も。
甘い声も。
優しい所も...
大好きなのに。
あなたは 私を好きな訳じゃない。
苦しいよ。
好きじゃないなら...
そうやって、優しくしないでよ。
私を、困らせないでよ。
「はぁ、あ、はぁ......
〜〜ガハッ...!」
突然の、
予想もつかなかった発作に、胸が締め付けられる。
「あんちゃん!?
「〜〜ッああっ...ゴホッ...!」
苦しい。
もう、嫌。
苦しいの...いらないよ。
ふっと真っ暗になる目の前。
徹夜して、思いっ切り走って泣いたら、発作が起きるのも当然だ...。
でも、気を失って良かった。
大我君に、苦しめられたくない。
大我君を、困らせたくなかったよ。