3人の王子様に捕まっちゃいました!?
コンコン、コンコン...
何時間たっただろう?
夢のない睡眠を軽くとっていると、私の部屋をノックする音が聞こえた。
「杏?起きてる?」
お母さんの、声が聞こえて上半身を起こす。
「うん、起きてるよ」
私の声を聞いて、お母さんがドアを開けた。
「お友達が来てくれたよ」
お母さんの後ろからひょっこり顔を出すのは...
「菜々花ちゃん!」
ピースして笑うのは菜々花ちゃんと...
幾斗君と晴君だった。