図書館司書とクール弁護士の恋。

ここは、温かく静かだから
彼の休憩場所にもなっていた。

だから、疲れている彼によく
こっそりと栄養ドリンクを差し入れたり
ブランケットを掛けてあげていた。

直接渡すには、勇気がいる。

だから私は、今日もチョコと置いて
ブランケットを掛けてあげるつもりだった。

ソッと近付いて掛けようとした。
するとガシッと腕を掴まえられてしまった。

「キャアッ!?」

「やはり君だった。いつも俺に差し入れと
ブランケットを掛けてくれる人物は」

バレてしまった!!?

「す、すみません」

「何故謝る?俺は、嬉しくて
いつもお礼を言いたいと思っていた。
どうして、こんな事を?」

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