野獣の食事
プロローグ　　〜野獣の性活
「はぁ……んー…」

女はベッドの上で激しく、身体をくねらせている。

一向に果てる様子ではない晃は、激しく腰を動かし、女の中を突き上げていく。

「…もう…ダメ…」

女は今日、何度目かの絶頂を迎えた。

女が、小刻みに身体を震わせる。

晃はそれを見ると、女の中から、自分自身を抜き、さっさとと着替え始めた。

「…どうしたの？…」

女は晃にうつろな目で視線を送りながら、もっと欲しいと言わんばかりに聞いた。

晃は、パンツを履き、上半身裸で、シャツと上着を探しながら答えた。

「…お前はもう満足しただろ？…オレはお前のみたいにガバガバじゃ全くイク気がしない。だから帰るぜ。」

晃は一気にまくし立てると、探し出したシャツを着て、サッサッとホテルを出て行く。

なにが起きたか解らない女は、ベッドの上で呆然と、出ていく晃の姿を見送っていた。
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表紙・目次

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