野獣の食事
「ポチ!まだか?目的地は?」

「まだですよー!」

ボコッ!

「まだですよー!じゃないだろう!まだでございます…って、三つ指たてながら土下座して答えんかい!」

無茶苦茶だ。

「…ヒック…まだでございます…」

「あとどれくらいじゃ!ポチ!」

「…あと5分程度かと思われます…」

「わかった!あと5分だな?速度を上げれば2分で着くな!よし!走れ!」

バイクのスピードを上げる晃。

「…勘弁してくださいー…」

泣き顔のまま走るポチ。

「それいけー!」

もーここまできたら、暴れん坊将軍も真っ青だ。




…と、なんやかんやでどうにか目的地の場所まで着いた二人。

「…ここで待ってれば誰か来ます。」

三つ指たてながら答える男。

「よし!わかった!帰っていーぞポチ!」

「…あのー…オレのバイクは?」

「…んっ?お前もともと歩いてきただろ?」

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