野獣の食事
「バックの中身はこれをしたら凄く気持ちよくなるクスリです…」

やはり!

眉をしかめる晃。

しかし、すぐにいつもの偽りの優しい顔になる。

「これをみんなに売っているんだね。なんでだい?」

「…お金を稼ぐ為です」

理由はいたって簡単なものだった。

しかし、こんなものをあれだけの女の子に売っていたら相当な金額になるだろう。

「なんでそんなにお金がいるんだい?誰か他にいるのかい?」

「いえ…私以外には誰もいません。…ただお金を稼いで私はパーティーにでないといけないんです。」

「…パーティー?」

目を閉じて、無言になった恵美。

どうもここら辺りが話しの核心ようだ。

抱きしめていた両腕の力を緩め、顔を引き寄せるともう一度キスをした。

今度はすんなりと拒むこともなく、受け入れる。

熱く、まったりとしたキスでお互いを絡ませる。
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