野獣の食事
「恵美!!」

叫ぶ晃!






「…………オオコウチ……ケイコ…様です」





振り絞るようにその名前を告げるとすぐに、救急車は病院へと向かい発車した。

救急車がいなくなった公園に、一人残された晃。

その眼は怒りに震え、スーパー晃になりかねない程、顔が紅潮している。


「ゥオォォォォォォー!!!!」


近所迷惑も考えず、雄叫びをあげる晃。


「オオコウチ…ケイコ!?!?誰だそりゃー!?!?」

近くあった空き缶を蹴り飛ばす、

「世界中の女はオレのもの!女の背中はオレからSMプレイ時にムチでしばかれる為にあるんだ!その背中をナイフでさしやがってぇー!」

響き渡る晃節!

「絶対ゆるさねぇー!オオコウチケイコ!足腰たたなくなるまで突いてやるぅー!」



…なにを突くんだよ……

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