中務(なかつかさ)様に恋愛成就を!〜金葉和歌集(きんようわかしゅう)より〜





彼は休みの日、私が働く図書館に来る。

閉館直前に、私を指名して本の貸出し手続きを行い、私の業務が終わるまで車で待ってる。

その後はいつもデート。

いいのですか?と聞いたらー




「俺は君の婚約者だが?」



と言われ、お言葉に甘えてる。
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