男嫌いな僕と新撰組。
と僕は、空気になっていた兄貴たちを見てみる…ってえ?
僕の目の前には兄貴…しかも、なんかすごく怒ってらっしゃる…なんでだよ
「俺のかわいい弟子をフッてなにがしたいんだ、てめぇーは」
あ、やっぱり弟子なんだね
そして、なんで僕がわるいことになってるの
《流唯、なにかあったら俺を使え》
真剣……ですか……
一さん、ありがとうございます。
あと、なんかお久しぶりです
《……ああ、さみしかった》
それはかわいすぎるんじゃないかな、一さん
さみしかったのね、それは僕がわるいね…うん、ごめんなさい
《大丈夫だ。俺は、流唯を守れるだけで幸せだ》
優しい声で言う一さん
……うん、大丈夫だよ皆様
この小説は決して、ホモとかじゃないから…あ、えと……び、BL小説じゃない……から……ね?
ほんとだからね?!
だから一さん……
ときめいた僕を許してください((
『ってあ……兄貴忘れてた』
「え……お前この状況で俺のこと忘れてたの?!そんなに俺うすくなってる?!悲しいな、それ!!」
……ごめんね、なんか
本気で泣きそうだったので背中を撫でてあげた
……となにを思ったのか分からないけど
急に僕の手首を掴むと…
「男は女に慰めてもらうんじゃねえ!男が慰めるものなんだ!守らなきゃいけないんだ!!」
とか言いながら、僕に抱きつこうとする
『だから、なんでだよ』
僕は抱きつこうとしてくる大柄な身体に向けて、回し蹴りを食らわした
……ってあ、だめじゃんそれ