深緑のルルーシュ
人が空を飛ぶ姿は、いつ見たってゾッとする。



我々人類には到底不可能なのかもしれない。















「ルビーや、最近腰が痛くての〜。」

ここは、とある村のとある診療所。

薬品棚に囲まれ、ベッドが二つとカーテンで仕切られた診察室。


深緑の猫っ毛を一つに束ね、キリリと猫目が白衣を羽織る。


「ダードンさん、もう空は飛んじゃ駄目。」

「そんな...まだわしが働かなくては、娘の面倒を見なくちゃならん。」

「身体の衰えで、魔力が底を尽きそうよ。」






< 2 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop