いつでも貴方を思うから
曇っていた空は、雨へと変わっていた。



『弘太傘持ってんの?』


「忘れたから入れて」


『いいよ』


「ありがとう!」


『んふふ』


「どうしたんだよ。」


『なんかね、好きな人が隣にいるって』
『幸せだなあって思ったの。』


「そうだな。」
「俺、すんごい緊張したんだよ」


『うん笑』
『見ててわかった笑笑』


「ああーークソ恥ずかしいわ」


『でも、かっこよかったよ』
『惚れなおした笑』


「お、だったらよかった」


『えへへ』





二人で相合傘をしながら帰った。
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