リライトリライト
瑛士が持っていたチラシのジムは一人暮らしのアパートからもほど近く、ネットでの評判もまずまずだった。
新しいと言っても1周年記念と書かれており、知らなかっただけで1年前に出来たことを物語っていた。
会社帰りの働く女子に嬉しい平日夕方からの女性割りもあって朋花にとっては願ってもないことだ。
「えー。
黒谷先輩ジム通いを始めるんですか?」
「そうよ。」
「今度、コンパ開いてくださいよ!って覚えてます?」
「覚えてるよ。覚えてる。」
ごめん、忘れてた。
吉原未紗は職場の後輩。
小さくて可愛い女の子の代表みたいな顔をしている。
何かと「黒谷先輩!黒谷先輩!」と慕ってくれて目にかけたくなる可愛い後輩。
彼氏に振られたから新しい出会いを!って言ってたなぁ。
若いっていいなぁ。
短卒の未紗は確か今年で2年目の22歳。
隆弘と別れたのも同じ22歳…か。
あーダメダメ。
新しい恋を始めるためにジムに行くんだから。
「黒谷先輩のお友達ってレベル高いんですよね。」
前に瑛士といる時にバッタリ会ったところから、誰か紹介してください!が始まった。
残念ながら瑛士はその頃には気になる子がいて、その子へのプレゼントをって私が付き合わされた時で未紗に紹介することはできなかった。
その気になる子が翔子だったのだから、言ってくれればいいものを。
そもそもその時は未沙も彼氏がいたしね。
彼氏いても紹介してって……。
ま、今は本当に別れちゃったみたいだけど。
「紹介かぁ。
私と同じ歳だともう27歳だよ?
フリーで残ってる人なんてロクな奴いないかもよ?」
私の知っている中で紹介したいような人は結婚していたり、彼女がいたり。
フリーで思い浮かぶような人は可愛い後輩の未紗に紹介したくない奴ばかり。
「誰か掘り出し者がいたらお願いします。」
「そうね。
大学の後輩にでも聞いてあげるわ。」
「さすが黒谷先輩!」
ふふっと笑って目を細める。
頭を撫でてあげたくなる子だ。
未紗は懐いてくれる子犬のポメラニアンって感じ。
新しいと言っても1周年記念と書かれており、知らなかっただけで1年前に出来たことを物語っていた。
会社帰りの働く女子に嬉しい平日夕方からの女性割りもあって朋花にとっては願ってもないことだ。
「えー。
黒谷先輩ジム通いを始めるんですか?」
「そうよ。」
「今度、コンパ開いてくださいよ!って覚えてます?」
「覚えてるよ。覚えてる。」
ごめん、忘れてた。
吉原未紗は職場の後輩。
小さくて可愛い女の子の代表みたいな顔をしている。
何かと「黒谷先輩!黒谷先輩!」と慕ってくれて目にかけたくなる可愛い後輩。
彼氏に振られたから新しい出会いを!って言ってたなぁ。
若いっていいなぁ。
短卒の未紗は確か今年で2年目の22歳。
隆弘と別れたのも同じ22歳…か。
あーダメダメ。
新しい恋を始めるためにジムに行くんだから。
「黒谷先輩のお友達ってレベル高いんですよね。」
前に瑛士といる時にバッタリ会ったところから、誰か紹介してください!が始まった。
残念ながら瑛士はその頃には気になる子がいて、その子へのプレゼントをって私が付き合わされた時で未紗に紹介することはできなかった。
その気になる子が翔子だったのだから、言ってくれればいいものを。
そもそもその時は未沙も彼氏がいたしね。
彼氏いても紹介してって……。
ま、今は本当に別れちゃったみたいだけど。
「紹介かぁ。
私と同じ歳だともう27歳だよ?
フリーで残ってる人なんてロクな奴いないかもよ?」
私の知っている中で紹介したいような人は結婚していたり、彼女がいたり。
フリーで思い浮かぶような人は可愛い後輩の未紗に紹介したくない奴ばかり。
「誰か掘り出し者がいたらお願いします。」
「そうね。
大学の後輩にでも聞いてあげるわ。」
「さすが黒谷先輩!」
ふふっと笑って目を細める。
頭を撫でてあげたくなる子だ。
未紗は懐いてくれる子犬のポメラニアンって感じ。