リライトリライト
13.息抜きはワガママ
たくさん運動できて清々しい朝だった。
「黒谷。今日はスッキリした顔してるな。」
「おはようございます。佐野主任。
よく会いますね。この頃。」
「あぁ。まぁな。
1本早い電車に乗ると黒谷と一緒らしい。
そのおかげで早起きできて助かる。」
そのおかげで……早起き?
「ジョギングしてるんじゃなかったんですか?」
「それ込みの早起きに決まってるだろ。
また黒谷がぼんやりするからエレベーター行っちまったぞ。」
先を歩いてエレベーターのボタンを押す佐野主任の後をついていく。
「今日は飯でも行かないか?」
「佐野主任と行くと飲んじゃうから。」
「なんだ。飲むとダメなのか?
たまには息抜きも必要だろ?」
「えぇ。まぁ。」
どうしてだろう。このところ佐野主任に誘われた方が嬉しいような気がする。
好みが合っているからかな。
佐野主任といると隆弘といる時の自分がいかに無理してるかを思い知る。
好きだからこそ無理するものなのかな。
しっくり来る答えが出ないままエレベーターに乗り込んだ。
「黒谷。今日はスッキリした顔してるな。」
「おはようございます。佐野主任。
よく会いますね。この頃。」
「あぁ。まぁな。
1本早い電車に乗ると黒谷と一緒らしい。
そのおかげで早起きできて助かる。」
そのおかげで……早起き?
「ジョギングしてるんじゃなかったんですか?」
「それ込みの早起きに決まってるだろ。
また黒谷がぼんやりするからエレベーター行っちまったぞ。」
先を歩いてエレベーターのボタンを押す佐野主任の後をついていく。
「今日は飯でも行かないか?」
「佐野主任と行くと飲んじゃうから。」
「なんだ。飲むとダメなのか?
たまには息抜きも必要だろ?」
「えぇ。まぁ。」
どうしてだろう。このところ佐野主任に誘われた方が嬉しいような気がする。
好みが合っているからかな。
佐野主任といると隆弘といる時の自分がいかに無理してるかを思い知る。
好きだからこそ無理するものなのかな。
しっくり来る答えが出ないままエレベーターに乗り込んだ。