【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜
神田彩良から見た世界 そして…
私、神田彩良、再びの登場ですが…。
もう、今度はジレジレというよりも、胸焼けしそうなくらい、げんなりしています。
何故ならば…。
上司とセンパイの…最近恋愛模様が激しく甘々だからです。
なんていうか…。
どっかの線切れちゃいましたか?
と聞きたくなるほどの、変化…。
「なぁ?久倉…?コーヒーくれる?」
「…あ、はい。…分かりました」
とか、短い会話なのに、誰もが砂糖を吐けそうなくらいの、補佐の笑顔とあまーーい声。
ねぇ?
誰が言ったの、この人の事を鬼軍曹とか…。
この状況じゃあ…全く有り得ないんですけども。
で。
それに対して、センパイは顔を赤らめて…多分、補佐の…書類に手を掛けて電話を受けて始めたその仕草に見惚れて…小さく頷いています。