【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜
しかし、まぁ…。
前々から、『久倉』『久倉』って煩かったけれど。
今はデレまくってるから、あちこちにハートが飛び交っていて、気持ち悪……いや、…なんというか…。
ムカムカする。
これは間違いなく、頭に来てるんじゃなくて、胸焼けの症状だ。
そして、課内のメンバーも、何気に二人の行く末を見守っていたもんだから、そこここに振り撒かれるハートの嵐にあてられて、ちょっと眉間にシワが寄っていたりします。
「……まぁた、給湯室に行ってサボってんのか、大原さん」
ですよねー?
そうなっちゃいますよねー?
でも…私はその辺しっかりとフォローする。
てか、してあげている。
二人には秘密だけれども。
「補佐は今、応接室ですよー」
と。