【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜
彼が、此処から遠い地へと向かっていったって。
私は、此処で、彼の帰りを待つんだ。
私は、彼の疲れを癒やす寄り木に…大きな港になりたい。
そんな存在でありたい。
好きだからこそ当たり前に、生まれた感情。
愛してるからこそ当然のこととして、芽吹いた想い。
さぁ、いくらでも…貴方は自分の思うように旅立って。
貴方を必要としている場所で、貴方が1番輝ける場所で、その才能を開花させて…。
いつまでも、守られるばかりじゃいられない。
私は、そんなに弱くない。
ねぇ?
こんな私にしてくれたのも…貴方なんだよ?
私の細胞の小さな欠片一つまで余すことなく、貴方で埋まって、それで私は今、成り立っているから…。
笑顔で、告げよう。
「行ってらっしゃい」と「愛してる」の言葉を…。