【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜
それで寂しさを感じないなんて、私はそんなに薄情ではないし、何より離れている時間は確実に私たちの心を強く結び付けていた。
甘やかされて、ドロドロになるまで蕩かされて、私はそんな中で強くなることが出来た。
普通はそうじゃないのかもしれない。
腑抜けになってしまうのかもしれない。
だけど、彼から与えられる温もりや言葉や愛情は、私の原動力になる。
強くなって、磨きを掛けて、もっともっと彼に見合う人になりたい。
それだけの気持ちで、一心不乱にここまでやってこれた。
だから、今このタイミングで彼と再会出来ることは、自分にとって最大のご褒美だ。