【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜
「なんだよ?見惚れて?」
「っ?!見惚れてません!」
「そうか?別に見惚れてくれてもいいんだぞ?」
「見惚れませんて!」
つんつんするのが、これまた新鮮で堪らない。
課1番の美人で、仕事はストイックなのに何故か、開発部のマスコットキャラな彼女の顔が、俺の一挙一動で変わっていくさまが…愛しくて仕方が無いんだ。
「ひーさーくーら、こっち向いて?」
「嫌です」
「なんで?」
「補佐と見つめ合うとか…有り得ません」
照れ隠しなのか、それとも素なのか…。
ま、そんな事今の俺には関係ない。
ただ目の前の彼女を、なんとか懐柔したいだけ。