【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜
「久倉…」
「もー、ほっぺた貸しませんよ?!」
「そうじゃなくてさ」
「…?」
「手、出してみ?」
「はい…?」
訝しげに、おずおずと出された手の平は、俺の手の何倍も小さい。
「ちっちゃい手だなー…」
「補佐が規格外、なんですよ」
「俺は何処も大きいよ?」
「………」
ちょっとばかし、下ネタらしきものをチラつかせれば、冷ややかな軽蔑の眼差しを受ける。
彼女はけして、他の女のような行動をしない。
それは、ある意味予測不可能。