【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜
そして迎えた3年目の冬。
私が入社してから、初めてこの会社での生活は目まぐるしく変わった。
それは、何故か。
そんな理由は1つに決まっている。
このナチュラリストな俺様王子、基、奇跡の皇帝様のいる開発部への異動があったから、だ。
この大原課長補佐という男は…。
文武両道。
才色兼備。
眉目秀麗…。
その他、賞賛の四字熟語が幾つあっても足らないくらいの、ハイスペ男子。
バレーボールかバスケットボールとかのスポーツをしていたのか?と聞きたくなるくらいの高身長。
本人は、「牛乳効果じゃん?」なんて軽く言ってのけるけども…。
それこそ、腹が立つくらい、三拍子「以上」揃った…。
男、なんだ。
本当に。
だから、私は密かに…王子様じゃなくて、皇帝様と読んでいる。
…だって、ラスボスみたいでめっちゃくちゃ強そうだから。
皆がどう思っているのかは、分からないけれど。