【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜
「水美センパイの、誕生日まで…あと1ヶ月。その間に補佐が水美センパイをきちんと振り向かせられなかったら…」
「たら…?」
「石毛さんの事、応援しちゃいますよ?」
「お前ね、そんな事させる訳ないだろ、この俺が」
「ねー?ですよねー?じゃあ、頑張って下さいね?楽しみに…いやいや、応援してますから」
にこにこ。
こいつの微笑みは時に恐ろしい。
というよりも。
俺に対してちょっとばかり、厳しくないか?
そう思ってから、俺はとりあえずその石毛という男の情報を入手するべく…同僚がいる営業部へと足を向けた。