【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜


「彩良ちゃんは、補佐と仲いいもんねぇ」


と返された。
え?
やばい?
なんか、このままだと…。


「実は彼、彩良ちゃんの事好きだったりして…」


はい、来ました。
誤解と言う名の自爆。
自分で口にしたのに、自分で傷付いちゃって…。
ちょっと泣きそうになってるセンパイを私は一蹴する。


「やだ、止めてくださいよ!私こう見えても彼氏持ちですよ?!幾ら何でも彼氏持ち相手にするようには見えないでしょ?!」


と、手をブンブン振るオーバーリアクション付きで。


「そ、そっか……それならいいんだけど、ね」


こんな所で、私を巻き込まないで下さいって。
この会話、もし補佐が聞いてたら…私その先の事、ちょっと考えるの嫌ですわ…。

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