【完】溺愛恋愛マイスターにぞっこん?! 〜仔猫なハニーの恋愛奮闘記〜


「うーん、そうですね…こんな感じでは如何ですか」

「……わぁ…」

「水美さん、肌がとても白くていらっしゃるので、少しトーンを落とした赤がお似合いかと…」


シャっと目の前のカーテンを開けられると、そこには大きな姿見が備え付けられていた。

そこに映るのは…。


「まるで、お姫様、だな」

「え、瑛飛さん?!」


いつの間に入ってきたのか?
と、問う前に。

近くにいた筈の櫻井さんの姿が見えない事に気付く。


キケン………。


でも、もう遅い。

< 79 / 216 >

この作品をシェア

pagetop