碧眼の副社長は愛をささやく
部長、ありがとうございます。

私が、エリックさんの方を、ちらちら見てたのを気づいて、
話をするきっかけを作ってくださったんだ。

心から感謝をして、仕事を再開する。

「ちょっといいですか」

「エリックさん?」

部長と話し終えたエリックさんが、私を追いかけてきてくれた。

「よければ、2人で食事などいかがですか?」

これってお誘い・・・

「はい」

そう答えると、名刺を渡される。

「この名刺の裏にプライベートの電話番号と、
 メールアドレスが書いてあります、
 今日、パーティ以外予定ないので、連絡もらえますか」

「はい」

名刺を胸の辺りで持つ。

魅惑的な笑顔を浮かべ、私の耳元でつぶやく。

「今日のパーティでプライベートのアドレスを教えるのは、
 あなただけですから」

至近距離で顔を合わせ、顔が赤くなる。

ずるい。

そんな事されたら、好きにならずにいられない。
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