碧眼の副社長は愛をささやく
まずレストランへ入ってびっくりしたのが、その夜景。

大きなガラスがはめ込まれており、夜景が一望できる。

あまりの美しさに、少し茫然としていると、
ウエイトレスに、席に案内された。

「びっくりしました?」

「ええ」

まだ、あまりもの景色に、視線を奪われたまま答える。

「空中にいるみたい」

彼は、満足そうに微笑んでいる。


「好き嫌いありますか?」

「特にはないのですが、今日はお酒はなしで」

「では、ソフトドリンクで、料理はお任せしてもらっても?」

「ええ、よろしくお願いします」

エリックさんは、慣れているのか、すぐオーダーをする。
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