碧眼の副社長は愛をささやく
「細かいデザインが多いのね」

「19世紀前半の、ジョージアン・ジュエリーをモチーフとしているんだ」

「まさに貴婦人の為のジュエリーね」

いつものショッピングセンターで見るような、
宝石とのあまりにもの違いに、ため息がでる。

一つ一つのスペースがゆったりしている上、
ジュエリーによってはライトが当てられており、
宝石店と言うより、美術館に来ているような気分になる。

1人のスタッフの女性にジュエリーの説明を聞きながら、
店内の宝石を一つ一つ丁寧に見て回る。

時々、エリックも説明をしてくれ、
知識の深さを伺わせた。
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