碧眼の副社長は愛をささやく
「よければプレゼントするよ」

エリックに何でもないと言う風に言われ、
半分冗談だろうと思い、首を横に振り断る。

「いらないわ」

すると、トレーに宝石を持ってきた女性が、
ならこれならと、他のネックレスを持って来てくれる。

そのネックレスも、先ほどのに劣らない、高級な物。

これは、着けずに断る。

すると、スタッフの二人の女性が、
少しおろおろし、エリックの方を見た。

エリックが私の肩に手を置き問いかける。

「綾乃、どんなジュエリーが欲しいの?
 この店のどれでもいいよ、言ってみて」

「欲しいって・・・」

言われても・・・
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