碧眼の副社長は愛をささやく
温泉地について、宿のチェックインするまで時間があるので、
外湯の温泉に入る事にする。

念願の美人の湯。

広々とした温泉は解放感があり、足を思いっきり伸ばす。

エリックも楽しんでいるんだろうなと、
男湯の方をちらりと見る。

エリックの為にも、美人にならなきゃ。

肩までお湯につかり、ぱしゃぱしゃと顔にお湯をつける。


温泉を楽しんだ後、待合室に戻る。


「お待たせ」

エリックの髪も少し濡れており、いつにもまして、色気を感じる。

「行こうか」

手をつなぎ、温泉を後にする。

「美人になった?」

「すごい美人だよ」

顔を見合わせあい、ふふふと微笑み合う。

その後は、電車の中で話していた、神社に向かった。
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