碧眼の副社長は愛をささやく
予約していた宿に到着。

レトロな感じがする、歴史を感じる宿。

広い宿はびっくりする程静寂につつまれており、
1日6部屋しか、宿泊客がいないとの事だった。

その分サービスは行き届いていて、
かなり高級な宿だと、すぐ分かった。

部屋に入り、畳に感動しているエリックに言う。

「ねえ、この宿、かなり高級なんじゃ・・・」

座布団に座り、二人分のお茶を入れながら、エリックが言う。

「たまになんだ、問題ないよ、お茶、飲んで」

備え付けのお茶も玉露。

少し、尻込みしながらも、味わった。

美味しい。

エリックって、お茶一つ入れるのも上手いのね。

ありがたく味わう。
< 65 / 88 >

この作品をシェア

pagetop