碧眼の副社長は愛をささやく
食事が終わって、ゆったりしていると、エリックがふいに声をかけた。

「綾乃、温泉入ろう」

「いってらっしゃい」

「違うよ、一緒に」

エリックをじっと見ると、何か企んでいるような顔をしている。

「一緒?」

「この宿、一部屋一部屋、温泉がついているんだ」

意味を察して、顔が赤くなる、
一緒にって・・・・本当に一緒って事で・・・・・・

「駄目!」

「どうして?」

「恥ずかしいもの・・・」

「ほらほら」

そう言って、エリックは私の手を引き、強引に立たせる。

「綾乃、お願い」

懇願されて、心がぐらつく。

明るい所で裸を見られるなんて・・・

エリックをちらりと見ると、真剣な目でみつめている。

「プロポーズしたよね?」

その言葉に、うとなる。

確かにした、ならこれも普通?

下を向き考えていると、エリックが私をお姫様抱っこをした。

「ここで、服脱がせてしまうよ?」

その言葉にぶんぶんと首を振る。

そのまま、お風呂場に連れていかれてしまった。
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