碧眼の副社長は愛をささやく
「そんなに気になる?」
私が真剣な顔で悩んでいるのを見て、エリックが聞いてくる。
「エリックの全てが知りたい、これってわがまま?」
エリックは少し斜め上を向いている。
「じゃあ、話したら、抱かせてくれる?」
話さなくても、抱くんだろうなと思いながらも、
首を前にこくこく振る。
しばらく考えた後、ぽつりと言った。
「納豆と雷」
え?と聞き返す。
「納豆、日本食は好きなんだけど、どうしてもあのにおいが苦手で・・・
雷は子供の頃から苦手なんだ・・・」
少しばつが悪そうに、エリックが話す。
「じゃあ、雷の夜は私が抱きしめて、眠ってあげるわ」
「それは嬉しいね、苦手な物聞いて、がっかりしない?」
「全然」
全く気にしてない私を見て、エリックは目を細め、私の髪をなでる。
「好きだよ」
「私も全て」
「じゃあ、お風呂・・」
「別々!」
すぐに言い切った私に、くすくす笑いながら、
エリックはお風呂場に消えて行った。
やっぱり、エリックって私よりずっと完璧よね。
心の中で王子様だしね、とつぶやいていた。
私が真剣な顔で悩んでいるのを見て、エリックが聞いてくる。
「エリックの全てが知りたい、これってわがまま?」
エリックは少し斜め上を向いている。
「じゃあ、話したら、抱かせてくれる?」
話さなくても、抱くんだろうなと思いながらも、
首を前にこくこく振る。
しばらく考えた後、ぽつりと言った。
「納豆と雷」
え?と聞き返す。
「納豆、日本食は好きなんだけど、どうしてもあのにおいが苦手で・・・
雷は子供の頃から苦手なんだ・・・」
少しばつが悪そうに、エリックが話す。
「じゃあ、雷の夜は私が抱きしめて、眠ってあげるわ」
「それは嬉しいね、苦手な物聞いて、がっかりしない?」
「全然」
全く気にしてない私を見て、エリックは目を細め、私の髪をなでる。
「好きだよ」
「私も全て」
「じゃあ、お風呂・・」
「別々!」
すぐに言い切った私に、くすくす笑いながら、
エリックはお風呂場に消えて行った。
やっぱり、エリックって私よりずっと完璧よね。
心の中で王子様だしね、とつぶやいていた。