碧眼の副社長は愛をささやく
妹到来
今日もエリックの部屋へ来て、のんびりしている時だった。

前来た時、合い鍵を渡されていて、自由に入っていいと言われている。
今日は土曜日。
私は仕事は休みだが、エリックは上顧客の接客があるとの事で不在。


ぽーん


ベルを押す音がする。

私は、はーいと言いながら、戸を開ける。

『エリック!』

戸を開けた瞬間、がばっと、いきなり抱きつかれて、驚いた。
何とか倒れないよう、支える。

抱きついた相手も、ん?と言う顔になり、私を見上げる。

『誰?』

フランス語だろうか、異国の言葉が出てきてとまどった。

「えっと・・・」

「エリックの何?」

今度は日本語で安心。

「私は綾乃、エリックの彼女です」

そう言うと、その少女はあんぐりとした顔をした。
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