碧眼の副社長は愛をささやく
エリックがどこかに行ってしまった後。

ふん!と言う顔をしたローラと近所までケーキを買いに行った。

今度は、”ケーキ買いに行ってきます”とメモを残して。

ショーケースに並ぶケーキにローラは、
ちょっと機嫌が直ったようだった。

ローラは難しい日本語は分からないらしく、
私がケーキの説明をしながら、3つケーキを購入する。

部屋に戻っても、エリックはまだ戻っていなかった。
紋章入りのお皿にケーキを移し、エリックの帰りを待つ。
ローラは先にケーキを食べてしまっていた。

そんなローラを眺めながら、
結婚したら、こんな可愛い妹ができるのね~と、
感慨にふけていた。

私には、兄が1人。

子供の頃から可愛がってもらっていたが、
やはり、妹がいればなと言う思いもあったので、夢が叶った感じ。

そんな事を考えていると、戸が開く音がした。
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