私、今日からお金持ち目指します?
「カッコイイ! 籠目さんって、おっさんなのにジェントルマンだったんだ!」
「ああいうのを、ギャップって言うんでしょうね」
芦屋君と巴女史が並んでウンウンと頷き合う。
「あっ、そうだ。巴さん、俺にエスコートさせて下さい」
「あら、こんなオバサンでいいの?」
芦屋君がニシャリと笑う。
「俺、思うんですけど、きっと巴さんって化けると思うんですよね」
芦屋君って……と思っていると、「なかなか見る目があるね」と木佐社長の声。
「俺が誘うつもりだったのに」
「木佐社長は裏方担当だろ?」
間髪入れず上条勝利が言う。
「へぇ、木佐社長……もしかしたら、巴さんのこと狙っているんですか?」
芦屋君がニヤニヤしながら訊ねると、木佐社長ではなく、当の本人である巴女史が真っ赤になりながら、「おバカなことを言っていないで、行くわよ」と彼の手を引っ張りソソクサと会議室を出て行く。
「初々しい反応だ」
木佐社長がしみじみ言う。
エッ! まさかの本気?
「ああいうのを、ギャップって言うんでしょうね」
芦屋君と巴女史が並んでウンウンと頷き合う。
「あっ、そうだ。巴さん、俺にエスコートさせて下さい」
「あら、こんなオバサンでいいの?」
芦屋君がニシャリと笑う。
「俺、思うんですけど、きっと巴さんって化けると思うんですよね」
芦屋君って……と思っていると、「なかなか見る目があるね」と木佐社長の声。
「俺が誘うつもりだったのに」
「木佐社長は裏方担当だろ?」
間髪入れず上条勝利が言う。
「へぇ、木佐社長……もしかしたら、巴さんのこと狙っているんですか?」
芦屋君がニヤニヤしながら訊ねると、木佐社長ではなく、当の本人である巴女史が真っ赤になりながら、「おバカなことを言っていないで、行くわよ」と彼の手を引っ張りソソクサと会議室を出て行く。
「初々しい反応だ」
木佐社長がしみじみ言う。
エッ! まさかの本気?