私、今日からお金持ち目指します?
「私は……」
「下条さん! 参加しましょう!」
へっ? 巴女史だ。
「私もメチャクチャ怖いです。でも、まだ見ぬ世界を見ようとしない限り、富豪への道がないと言うのなら、私は見ます! 全世界の子供たちのために!」
両手を強く握り、拳を作った巴女史が、ウンと大きく頷く。
そうだった。店を立て直すにはお金がいる。富豪とまではいかないまでも稼がねば!
それに……この間、日下部さんと山本さんが店に来てくれた。私の体調を心配してだ。
その時、イートインコーナーで出したケーキが、美味しかった、とお土産に買ってくれた。
こういう小さな積み重ねがお客さんを増やす?
言葉は悪いが、パーティー参加を営業の一環だと思えば……知人が増え、お客様も増える? ヨシと頷き思い直す。
「私も参加させて頂きます」
ヨシヨシと上条勝利は満足そうに頷き、木佐社長に目配せする。
それを受け、「では、全員参加ということで」と木佐社長が話し出す。
「明日、午前十一時半、こちらの二階にあるカフェ・ド・ムッシュにおいで下さい」
エッ、早速に明日っていうこと?
「ランチを取りながら、以降のスケジュール説明をいたします」
時は金なり……本当に半端なく……迅速だ、と唖然としていると、木佐社長がニッコリ笑い、付け足すように「それから三日分の宿泊準備をしてきて下さい」と付け加え言う。
「下条さん! 参加しましょう!」
へっ? 巴女史だ。
「私もメチャクチャ怖いです。でも、まだ見ぬ世界を見ようとしない限り、富豪への道がないと言うのなら、私は見ます! 全世界の子供たちのために!」
両手を強く握り、拳を作った巴女史が、ウンと大きく頷く。
そうだった。店を立て直すにはお金がいる。富豪とまではいかないまでも稼がねば!
それに……この間、日下部さんと山本さんが店に来てくれた。私の体調を心配してだ。
その時、イートインコーナーで出したケーキが、美味しかった、とお土産に買ってくれた。
こういう小さな積み重ねがお客さんを増やす?
言葉は悪いが、パーティー参加を営業の一環だと思えば……知人が増え、お客様も増える? ヨシと頷き思い直す。
「私も参加させて頂きます」
ヨシヨシと上条勝利は満足そうに頷き、木佐社長に目配せする。
それを受け、「では、全員参加ということで」と木佐社長が話し出す。
「明日、午前十一時半、こちらの二階にあるカフェ・ド・ムッシュにおいで下さい」
エッ、早速に明日っていうこと?
「ランチを取りながら、以降のスケジュール説明をいたします」
時は金なり……本当に半端なく……迅速だ、と唖然としていると、木佐社長がニッコリ笑い、付け足すように「それから三日分の宿泊準備をしてきて下さい」と付け加え言う。