君とだけ 、キス

しかも私からもキスしてしまった消し去りたい記憶の一番だ。



なんでこの店にくるのっ

他にもケーキ屋あるのに!



「 お待たせ致しました、お会計はカードですね、お預かりします 」

「 あの時はごめん、悪かったな 」



え、今さら謝る?



「 あんなの触れただけだし、平気なので気にしないでください、カードお返ししますね、ご確認ください 」

「 俺… あれからあんたがずっと気になってた、だから謝りたかった 」



私が気になってた?

そりゃ、いきなり見知らぬ女にキスしたらね、気にもなるでしょうよ。



「 忘れてください 」

「 無理だな、再会したし、たぶん俺… 一目惚れだわ 」

「 え…… 」



彼、三上 修吾……


私に一目惚れしたとかふざけた事を言って、その顔は少し微笑んでて……


私に印象付けるには十分だった。



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