君の思いに届くまで
どれくらい眠っていたんだろう。
琉の暖かい胸の上下に揺られながら、うっすらと窓から差す光が見えた。
また朝が来た?
3日目の朝。琉と一緒にいられる最後の朝。
眩しい光の清々しさとは真逆のどんよりとした気持ちが胸の奥で渦巻いていた。
「おはよう」
琉の声が私の体を通り抜けていく。
「おはよう」
琉の胸にそっと唇を当てて答えた。
体は眠いのに、琉の少し冷えた指が私の敏感な部分をなぞっていくたびに少しずつ覚醒していく。
今日で最後かもしれないと思ったら、眠った体をたたき起こしてでももう一度抱かれたいと思っていた。
きっと琉も同じ気持ちだったんだろう。
日の差す部屋で私達はゆっくりと体を起こしながら抱き合った。
琉の唇、手の平、指。
胸板、背中、足、頬。
全てを私の体中に刻みたい。
必死になってしがみついた。
太陽が高くなるにつれ気温も体温も上昇していく。
気がついたら二人とも汗ばんでいた。
「シャワーでも浴びようか」
琉が提案する。
「うん」
私は答えた。
タオルケットを体に巻いて二人で手をつないでバスルームに向かう。
その時、電話が鳴った。
「先バスルームに行ってて」
そう言われて、バスルームに向かう。
琉は電話が置いてあるリビングの方へ足早に向かった。
誰だろう。
こんな朝早くから。
ふと胸騒ぎがした。
琉の暖かい胸の上下に揺られながら、うっすらと窓から差す光が見えた。
また朝が来た?
3日目の朝。琉と一緒にいられる最後の朝。
眩しい光の清々しさとは真逆のどんよりとした気持ちが胸の奥で渦巻いていた。
「おはよう」
琉の声が私の体を通り抜けていく。
「おはよう」
琉の胸にそっと唇を当てて答えた。
体は眠いのに、琉の少し冷えた指が私の敏感な部分をなぞっていくたびに少しずつ覚醒していく。
今日で最後かもしれないと思ったら、眠った体をたたき起こしてでももう一度抱かれたいと思っていた。
きっと琉も同じ気持ちだったんだろう。
日の差す部屋で私達はゆっくりと体を起こしながら抱き合った。
琉の唇、手の平、指。
胸板、背中、足、頬。
全てを私の体中に刻みたい。
必死になってしがみついた。
太陽が高くなるにつれ気温も体温も上昇していく。
気がついたら二人とも汗ばんでいた。
「シャワーでも浴びようか」
琉が提案する。
「うん」
私は答えた。
タオルケットを体に巻いて二人で手をつないでバスルームに向かう。
その時、電話が鳴った。
「先バスルームに行ってて」
そう言われて、バスルームに向かう。
琉は電話が置いてあるリビングの方へ足早に向かった。
誰だろう。
こんな朝早くから。
ふと胸騒ぎがした。