立花くんはいつも眩しくて

気づくと放課後になっていた。

「はぁ〜帰らなきゃ」

私はゆっくりと家に帰った。

「あら、随分と遅かったのね」

「お母さん…」

「帰って来なくても良かったのに」

「言い過ぎだって〜笑笑」

「だって本当のことでしょ??」

「まあ、私もこんな妹欲しくなかったけどね」

「ごめんなさい…」

その言葉だけを言い残して部屋に向かった。

私は家族にも愛されないのだ。

別に酷いことを言われたって泣いたりはしない。
泣いても変わらないことはしっているから。

私は地味な生活を出来ればそれでいいんだ。

< 4 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop