立花くんはいつも眩しくて
気づくと放課後になっていた。
「はぁ〜帰らなきゃ」
私はゆっくりと家に帰った。
「あら、随分と遅かったのね」
「お母さん…」
「帰って来なくても良かったのに」
「言い過ぎだって〜笑笑」
「だって本当のことでしょ??」
「まあ、私もこんな妹欲しくなかったけどね」
「ごめんなさい…」
その言葉だけを言い残して部屋に向かった。
私は家族にも愛されないのだ。
別に酷いことを言われたって泣いたりはしない。
泣いても変わらないことはしっているから。
私は地味な生活を出来ればそれでいいんだ。