先生と双子と幼馴染と。
「ただいまー。うわっ!」

「っ、侑斗さん……!」

「奏美ちゃん!? どうしたの!?」

「私、どうしたらいいんですか?」

「なにがあったの?」


今まであったことを全て話した。
和希くんのことも、柚希くんのことも。


「……和希と柚希はそういうことを平気でしちゃうからね。僕もすごいなぁって思うけど。奏美ちゃんはそういうことをされて嫌な気持ちなんだよね?」

「怖いんです」

「そっかー。僕からも2人に言ってみるけど、奏美ちゃんもはっきりと嫌だって言わないとダメだよ? 怖いかもしれないけど口に出さないとわからないから」

「はい」

「あ、そういえば…伝え忘れていたんだけど、今日から和希と柚希は合宿だからしばらく帰ってこないよ」

「だから大きな荷物を持っていたんですね!」

「そういうこと。ご飯、どうする? 外に食べに行く?」

「行きたいです!」

「よし! 着替えてくるから、ちょっと待ってて」
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