バレンタイン・プレゼント
「あれ?何か聞こえてきませんでしたか?」
「・・・あ。あそこに何かいる」
泣き声から推測したとおり、段ボールの中に、とっても小さな子猫が1匹入っていた。
真っ白な子猫は、初めて誰かに気づいてもらえたかのように、私たちの方に前足を伸ばしながら、ミャーミャーと鳴いている。
子猫の健気で必死な様子を一目見ただけで、私は後先のことも考えず、子猫の方へ駆け寄り、手を伸ばしていた。
そして潰さないよう、そおっと抱き上げると、子猫は小さなボールみたいに丸くなった。
何てかわいい・・・。
私は思わずニッコリ微笑みながら、白く丸い温かな“子猫玉”に頬ずりしていた。
「・・・あ。あそこに何かいる」
泣き声から推測したとおり、段ボールの中に、とっても小さな子猫が1匹入っていた。
真っ白な子猫は、初めて誰かに気づいてもらえたかのように、私たちの方に前足を伸ばしながら、ミャーミャーと鳴いている。
子猫の健気で必死な様子を一目見ただけで、私は後先のことも考えず、子猫の方へ駆け寄り、手を伸ばしていた。
そして潰さないよう、そおっと抱き上げると、子猫は小さなボールみたいに丸くなった。
何てかわいい・・・。
私は思わずニッコリ微笑みながら、白く丸い温かな“子猫玉”に頬ずりしていた。