バレンタイン・プレゼント
「実は頼みたいことがある。明後日から俺、出張なんだ。今回はアラブ。滞在予定は3週間」
「そうですか」
「で、頼みたいことは、俺の留守中、ポストから郵便物を取ったり、家の換気をしてほしい。毎日じゃなくていいから。これは礼っていうより近所のよしみで霧野さんに頼みたいんだけど。いいかな」
「も、もちろんです!私でよければ喜んで。ぜひやらせてください」
「良かった。俺も助かるよ。じゃあそうだな・・鍵は明日、君んちのポストに入れとくってことで」
「はい分かりました」
「ありがとう。それじゃ、おやすみ・・の前に、ちゃんとメシ食べるんだぞ」
「あっ、食べます、はいっ」
なんか、すごくプライベートなことを頼まれた気がすると思ったのは、スマホを切った後だった。
「そうですか」
「で、頼みたいことは、俺の留守中、ポストから郵便物を取ったり、家の換気をしてほしい。毎日じゃなくていいから。これは礼っていうより近所のよしみで霧野さんに頼みたいんだけど。いいかな」
「も、もちろんです!私でよければ喜んで。ぜひやらせてください」
「良かった。俺も助かるよ。じゃあそうだな・・鍵は明日、君んちのポストに入れとくってことで」
「はい分かりました」
「ありがとう。それじゃ、おやすみ・・の前に、ちゃんとメシ食べるんだぞ」
「あっ、食べます、はいっ」
なんか、すごくプライベートなことを頼まれた気がすると思ったのは、スマホを切った後だった。