バレンタイン・プレゼント
「如月さん、今日は誘ってくださって本当にありがとうございました。コロちゃんにも会えたし、楽しかったぁ・・あ、そうだ。お母様からポタージュスープの作り方を教えてもらったから、近いうちに作ってみますね。如月さん、ぜひ毒見してください」
「ああいいとも。望むところだ。それより霧野さんは料理上手じゃないか。俺んちに置いてくれてるきんぴらとか、自分で作ってるんだろ?」
「はい。得意じゃないんですけどね、家事は昔からやってるから、身についたようです」
「あぁそっか」
「・・私、イブとかクリスマスとか、お祝いした記憶がなくて。おうちにツリー飾ったこともなかったし。だから今日は、とても嬉しかったです。まるで自分の両親と一緒にお祝い事をしたみたいに」
「両親も君のことをとても気に入ってたよ。もちろんコロも。また遊びに行けばいい。俺が段取りつけるから」
「はい。ありがとうございます」
「なあ、霧野さん」
「はい?」
「今から俺んちに来ないか」
「・・・え?」
「ああいいとも。望むところだ。それより霧野さんは料理上手じゃないか。俺んちに置いてくれてるきんぴらとか、自分で作ってるんだろ?」
「はい。得意じゃないんですけどね、家事は昔からやってるから、身についたようです」
「あぁそっか」
「・・私、イブとかクリスマスとか、お祝いした記憶がなくて。おうちにツリー飾ったこともなかったし。だから今日は、とても嬉しかったです。まるで自分の両親と一緒にお祝い事をしたみたいに」
「両親も君のことをとても気に入ってたよ。もちろんコロも。また遊びに行けばいい。俺が段取りつけるから」
「はい。ありがとうございます」
「なあ、霧野さん」
「はい?」
「今から俺んちに来ないか」
「・・・え?」